ヒアルロン酸はムコ多糖類と呼ばれるネバネバしたゼリー状の物質です。皮膚や関節液などをはじめ体のさまざまな部位にあり、潤滑油等それぞれの部位に合わせて大切なはたらきをになっています。美容の分野ではこのヒアルロン酸は潤い効果と若々しさを求めるエッセンスの代表格で、今日では、さまざまなスキンケア化粧品に使用されています。
その最大の特長はその驚異的な保水性にあります。ヒアルロン酸の粉末に水分を加えてみると、ごくわずかなヒアルロン酸でもたっぷりとした水分を抱え込んでしまいます。皮膚にはコラーゲンが橋のような構造を何層も形成し、弾力を保っています。このコラーゲンの橋の中にあって水分を抱え込んでいるのがヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸が不足していると肌は乾燥し、シワやシミの原因となります。反対にヒアルロン酸が充実した肌は潤いを含み、みずみずしくハリと透明感がある若々しい印象となります。でも、ヒアルロン酸って、プラセンタと一緒に摂っても大丈夫なのでしょうか?
潤いのある肌やなめらかな関節の決め手・ヒアルロン酸をすみやかに吸収・活性化するのがプラセンタです。プラセンタの多様性に富んだ栄養素や調整作用が、体や肌を健やかに整えることにより、その上で吸収されたヒアルロン酸のはたらきを助け、保湿効果等を相乗的に高めてくれるのです。つまりヒアルロン酸とプラセンタを、むしろ一緒に利用することでより確かな効果が期待できます。
一方残念ながら、プラセンタもヒアルロン酸も年齢が進むと体内の合成量が減少していきます。特にヒアルロン酸は40代後半には大幅に減少すると言われています。そうすると肌は水分を失い、乾燥し、シワ、タルミ、クスミが現れることに。そうならないためにも、プラセンタとヒアルロン酸を一緒に、積極的に取り入れることで、いつまでも健康的で若々しい美肌を目指しましょう。